シーサーには「雄」と「雌」がある。
寺社の山門にある狛犬や仁王の口は、一体が口を開き、他方は口を閉じて「阿吽(あうん)」を表す。
「阿(あ)」は口を開いて最初に出す音、「吽(うん)」は口を閉じて出す最後の音。
転じて、2人の人物が呼吸まで合わせるように共に行動しているさまを阿吽(あうん)の呼吸という。
さて、沖縄でよく見るシーサーも実はこの阿吽を表している。
今まで何気なく見ていたが、よく見るとオスは口をあけ、メスは口を閉じていたのだ。
まさしく、阿吽の呼吸である。
「関心」を持つと、様々なものが見えてくる。