2008年6月6日金曜日

代替品という名の「偽者」

食品の原料高騰を受けさまざまな商品で「代替品」が増えてきている。



たとえば代替チーズ。従来のチーズに植物油脂や乳タンパク等を足して加工、チーズ風味に味付けするなどしてつくるらしい。



数ヶ月前からいろいろなパン屋さんでこれらの代替品を使用した製品が試作されていたが、本物のチーズと比べると味が劣るということで使わないと決断する店、反対にコストメリットがあるからと使用する店に二分しているらしい。



20年前の記憶がよみがえる。昔はよく食べた水産練り製品(かなぼこ、ちくわ等々)。いつからか食べなくなった。その原因は?水産練り製品よりもっとおいしいものが出てきたから?だけでここまで消費が減少したとは考えずらい。



私が思う仮説はこうだ。

 ①魚のすり身が高騰

 ②すり身の代替品ででんぷんや、植物タンパクを多用

 ③価格は安くなったが、味が魚ではなくなった

 ④結果、消費者が食べなくなる

 ⑤業界全体が縮小



さて、乳製品だけに限らず代替品という名の偽者が多く出回る時代。

憂うのは業界の発展に繋がる策なのか否かだ。



消費者として見極める目と舌を鍛えたいものである。
 
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