一般的にタクシーの運転手さんの年収は低いと言われている。
しかし、このアシストタクシーは例外だ。
年収1000万円を超えるドライバーさんが幾人か居るという。
毎週木曜の早朝はタクシーを利用して仕事をしている。いつものように鍛冶橋通りでタクシーに乗ったが何かいつもと違う。そう、車がプリウスなのだ。
これが、アシストタクシーと初めての出会い。(2007年春)
何が違うって、発信時にはモーターを使うからとにかく静かで滑るように進む。
さらに気が付いたことが幾つかある。
①空気清浄機が完璧に機能している
②ドライバーさんがニコニコして仕事をしている
③深夜割り増し料金が無い
④初乗り料金も他社に比べて安い
⑤自動車の色が黒
ここで特筆すべきは、②である。
とにかく、楽しそうに仕事をしている。しかも僕が利用するのは朝の4時~5時という時間なのにだ。
他社のドライバーさんは「不満」「批判」の話が多いので、その理由を聞いてみた。
①年収1000万円超
②指名が多く、空車で走っていることがほとんど無い
③長距離の固定客を沢山抱えている
④同じ会社の仲間で互いに協力し合いお客様に不便を掛けないようにしている。
これは、言い換えると本部の配車係りに委ねていないということである。
⑤車が静かなので長時間乗っていても疲れない
ここから学ぶものは沢山ある。
まずは、誰もがやっていないことを実現し、顧客の喜びを実現しているという事実である。
組織、個人そしてチームワーク、この全てが上手く機能している。
毎週木曜日の早朝はとても眠いが、このドライバーさんと話をすることがとても楽しみだ。